介護施設でのゴミ捨て

Q

介護施設でのごみ捨ての注意点はありますか? (QA02-05) ​

A

感染が確定した方、感染疑いのある方に使用した廃棄物については、施設内や廃棄物処理業者の従業員への感染防止の観点から、(1)ごみに直接触れない、(2)ごみ袋等に入れて封をして排出する(二重にごみ袋に入れることも有効)、(3)ごみを捨てた後は石鹸などを使って手を洗う、等の感染防止策を実施してください。*1

ただし、介護老人保健施設においては、「廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル」に基づき処理してください。具体的には、排出事業者は、施設内での保管の際には、仕切りを設けるなどして感染性廃棄物がそれ以外の廃棄物に混入するおそれがないようにすること、腐敗するおそれのある廃棄物は冷蔵庫に入れるなどして腐敗しないようにすること、また排出の際には、廃棄物の種類や性状に応じた容器を選ぶこと、容器に入れて密閉すること、感染性廃棄物である旨等を表示することなどが必要です。1 2

なお、感染が確定した方やその疑いがある方が使用したリネン類は、一般的な洗剤等で洗濯して完全に乾かすなど、再利用できるものはむやみに捨てないようにしてください。 1
ただし、その扱いに際しては、PPE(マスク、手袋、長袖のガウン、ゴーグル又はフェイス・シールド、ブーツもしくは爪先が閉じた靴が含まれる)を着用するなど、感染対策の徹底が必要です。
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参考文献

参考(1):環境省 「廃棄物処理における新型コロナウイルス感染症対策に関するQ&A(令和2年4月23日)」
https://www.city.akashi.lg.jp/kankyou/sampai_ka/documents/200423koronaqa.pdf

参考(2):環境省 「廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル」
https://www.env.go.jp/recycle/kansen-manual1.pdf

参考(3):WHO 「長期療養型施設におけるCOVID-19感染予防と制御に関するガイダンス(暫定ガイダンス)」
https://extranet.who.int/kobe_centre/sites/default/files/20200321_JA_LTC.pdf