知的障害などがある場合

Q

知的障害があり、意思疎通が十分に取れない方や理解力が不十分なことから、必要な予防措置を自ら行うことが難しい方がいます。どのようなことに注意すべきでしょうか? (QA03-11) ​

A

滋賀県から主に知的障害のある方等に向けた資料が公開されています。*1

また、知的障害がある方の日常生活を送る上での工夫が、全国手をつなぐ育成会連合会から公開されています。*2

基本的な感染予防策については、当サイトの情報もご参照ください。

  • 現在、新型コロナウイルスの感染予防対策は、手指消毒の徹底や会話時のマスク着用が基本となっています。(QA-01-10)
  • なお、発熱があった場合は感染疑いとして個室または集団隔離を行うことを検討してください。隔離については QA01-16「感染者以外の観察方法・期間」をご覧ください。
  • 季節性インフルエンザの流行に対する重症心身障害児(者)病棟での対応によれば、患者がマスクの着用を嫌がって外してしまうこと、歩き回って多くの患者と接触する可能性があることから、発熱後は直ちに個室または集団隔離とした事例があります。

参考文献

参考(1):滋賀県「新型コロナウイルスについて障害のある方のための情報」
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kenkouiryouhukushi/syougaifukushi/311768.html

参考(2):全国手をつなぐ育成会連合会「知的障害のある人の自粛生活に関する工夫」
http://zen-iku.jp/info/release/3802.html

参考(3):K. Courtenay and B. Perera「COVID-19 and people with intellectual disability: impacts of a pandemic"" Ir J Psychol Med. 2020 May 14:1-6.」
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7287305/